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人日計算ツール|プロジェクトの工数・コスト・納期を自動算出

ninniti

人日計算ツール

【使い方】プロジェクトの総作業量(時間)を入力し、作業者数と1日あたりの作業時間、時給・日給を入力することで、作業完了までの稼働日や合計コストを算出します。詳しい使い方はページ下部コンテンツをご覧ください。
※入力内容は利便性のためにご利用端末に安全に保存されます。入力内容の保存機能について

人日計算ツールとは?

プロジェクトの管理では、納期や予算などの見積もりが必要ですよね。プロジェクト全体の作業量から、「何人で何日作業を頑張ればそのプロジェクトを完了できるのか?」、また「人件費のコストはどれくらいかかるのか?」といったことを自動計算するのが人日計算ツールです。

複数人でプロジェクトを進行させていく時の工数見積りツールです

人日計算(にんにち)とは?

そもそも人日計算とはなんなのか?について見ていきましょう。

人日計算とは、あるプロジェクトに必要な総作業量を一人あたりの作業時間で割ることで、必要な「人日数」を算出するという計算方法です。

人日計算の方法

まずはざっくりと総作業量を考えます。あくまで経験や予想で考えます。
例えば総作業量を500時間とし、一人あたりが一日に作業できる時間が8時間だったとすると、必要な人日は以下のように計算されます。

62.5人日(合計人日) = 500(総作業時間) ÷ 8(1人あたりの作業時間)

この例で言うと、500時間かかる作業を一人の人が一日8時間かけて作業を行った場合、62.5日かかるという計算になります。

仕事の場合やプロジェクトの規模によっては一人で作業をするということは少ないしれませんが、例えば勉強などのシーンでもこの計算方法は活用することができます。

たとえばとある資格を取得するのに必要な勉強時間が「1000時間」だったとし、一日3時間勉強に当てられるとしたら、どのくらい日数がかかるのか?といった計算もできます。一人で繰り返し作業をする「工数計算」については以下ツールがおすすめです。

工数・繰り返し作業の計算

工数計算・繰り返し作業の所要時間・費用計算ツール

「工数計算・繰り返し作業の所要時間・費用計算ツール」は、作業時間の入力、作業回数の設定や稼働可能時間、単価、休憩の有無などを入力することで、作業工数や費用などを自動計算します。

稼働日数とカレンダー日数の違い

引き続き、先ほどの例で考えてみましょう。

稼働日数とカレンダー日数の違いについて見ていきましょう

稼働日数の計算

先ほどの例だと総作業量が500時間の作業を一人でやった場合は62.5日でした。これを人数で割ってみます。

例えば5人で作業をするとした場合、計算は62.5 ÷ 5 =12.5となります。つまり総作業量500時間の作業を5人で一日8時間行った場合、かかる日数は約13日という計算になります。

これが実質的な稼働日数です。しかし実際には多くの人がカレンダー通りで仕事をしているため単純に「13日後」という日付計算はできません。

カレンダー日数の計算

カレンダー日数とは、その言葉どおりの意味でカレンダーの休日を考慮した日数のことを言います。
カレンダーでは休日は土日祝日であるため、これら休日を除いて何日後に作業が完了するのか?というのがカレンダー日数の計算です。

プロジェクトの期間日数を算出するには以下ツールがおすすめです。

何日から何日の日数を確認

期間内の日数計算ツール(日付〜日付)

「期間内の日数計算ツール(日付〜日付)」は特定の開始日から特定の終了日までの日数や年数、週数、年月数などを算出するツールです。

本ツールは大まかな土日数を考慮していますが、祝日などは年ごとにバラバラであるため、本ツールでは正しく計算ができません。

そのため、今日から◯日までの営業日数や休日(土日・祝日数)はあと何日あるのか?、といった具体的な計算をする場合は以下ツールをご利用ください。

営業日・土日祝日はあと何日?

今日から◯日までの営業日数・休日数(土日祝数)計算ツール

「今日から◯日までの営業日数・休日数計算ツール」は今日から指定した日までの営業日数と、土日祝日などの休日数を算出するツールです。平日の日数がどのくらいか、営業日数はどのくらいかをすぐ把握したい場合に役立ちます。

人日計算のコスト計算方法

次にコストの算出方法についてみていきましょう。コストについては主に時給・日給という概念を用いるのが基本的です。時給・日給とはその言葉のとおり、時間あたりの給与額、一日あたりの給与額という考え方です。

時給計算の場合

たとえば、時給2,000円の人が、総作業時間500時間の作業を行う場合の計算をしてみましょう。その場合コストは以下のような計算になります。

1,000,000円 = 500時間 × 2000円

日給計算の場合

引き続き、先ほどの例で解説します。
たとえば作業人数が5人、日給が15,000円の場合で計算してみましょう。総作業量500時間を一日8時間で5人でやった場合の日数は約13日でしたので、この13という数字を用いて計算します。

975,000円 = 13日 × 5人 × 15000円

人日計算ツールの使い方と具体的な計算例

それでは実際にどのような計算を行うのか、ツールの使い方を含めてみていきましょう。

人日計算の例について見ていきましょう!

人日計算例①:中規模のプロジェクト場合

たとえば以下設定で人日を計算してみましょう。

  • 総作業量:500時間
  • 1人あたりの作業時間/日:8時間
  • 作業者数:5人
  • 開始日:20XX年02月11日
  • 休日設定:週休2日
  • 単価設定:時給
  • 単価:2000円

ツールに入力を行います。

人日計算ツール

プロジェクト名や作業項目のフィールドは任意です。ですが入力しておくと、計算を離れた時に何の計算をしていたのかを思い出しやすいですし、ミスも減ります。

この場合の計算手順は以下のようになります。

計算手順と結果

人日計算ツール
  1. 合計人日を計算:500(総作業量)÷8(一日の作業時間) = 62.5人日
  2. 稼働日数の計算:62.5人日 ÷ 5人(作業者数)= 12.5 →切り上げで13日
  3. カレンダー日数を計算:週末の土日を除く→2月11日開始の場合、おおよそ2月27日(変動します)
  4. 合計コストを計算:500(総作業量)× 2000円(時給)=1,000,000円
  5. 一人当たりの負担を計算:62.5 ÷ 5 = 12.5人日

人日計算例②:大規模のプロジェクト場合

次に大きなプロジェクトの例で計算してみます。
たとえば以下設定で人日計算をしてみましょう。

  • 総作業量:10000時間
  • 1人あたりの作業時間/日:7時間
  • 作業者数:50人
  • 開始日:20XX月04月11日
  • 休日設定:週休2日
  • 単価設定:日給
  • 単価:20,000円

ツールに入力を行います。

人日計算ツール

この場合の計算手順は以下のようになります。

計算手順と結果

人日計算ツール
  1. 合計人日を計算:10000(総作業量)÷7(一日の作業時間) = 1428.57人日
  2. 稼働日数の計算:1428.57人日 ÷ 50人(作業者数)= 28.57→切り上げで29日
  3. カレンダー日数を計算:29日の稼働日数に休日を考慮して計算すると約40〜45日となります。※その年の祝日によって異なります。
  4. 合計コストを計算:29日×50人×20,000円(日給)=29,000,000円
  5. 一人当たりの負担を計算:1428.57 ÷ 50 ≒ 28.57人日

人日計算例③:小規模で短期的なプロジェクト場合

次に小規模・少人数の短期的なプロジェクトについて人日計算をしてみましょう。

たとえば以下設定で人日計算をしてみます。

  • 総作業量:5時間
  • 1人あたりの作業時間/日:5時間
  • 作業者数:2人
  • 開始日:20XX月07月1日
  • 休日設定:フリー
  • 単価設定:時給
  • 単価:5,000円

ツールに入力を行います。

人日計算ツールの例

この場合の計算手順は以下のようになります。

計算手順と結果

人日計算ツールの例
  1. 合計人日を計算:5(総作業量)÷5(一日の作業時間) = 1人日
  2. 稼働日数の計算:1人日 ÷ 2人(作業者数)= 0.5→切り上げで1日
  3. カレンダー日数を計算:1日で完了するため当日
  4. 合計コストを計算:5時間×2,000円(時給)=25,000円
  5. 一人当たりの負担を計算:1 ÷ 2 = 0.5人日

まとめ

プロジェクトを進める時は全体の納期はもちろん、必要なリソース、コストを正確に計算することが大切ですよね。正確な日数やコストを算出するためにも「人日計算」を行うことは大切です。

ぜひプロジェクト計画の策定、進捗管理、そして予算管理などで、本ツールを活用していただけたら幸いです。

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