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配色ツールの使い方
まずはベースカラーを選択してください。
そのベースカラーに合わせた配色を提案します。お好みのカラーコードをコピーしてご利用ください。
(当ツールは、あくまで機械的な配色提案になるため、実際のトレンド・モダンなデザイン配色とはなりません)
デザインにおける配色の重要性
私もWebデザイナーですが、デザインにおいて配色というのはとても重要です。
配色というのは視覚的なインパクトだけでなく、メッセージや雰囲気、ブランドやアイデンティティまでも表現される要素です。
そもそも色というのには心理的にも意味があります。
例えば、青という色は信頼感や安心感を与えるため、ビジネスや金融や医療業界で多用されます。
一方、赤は情熱や緊張感を表し、飲食店やエンタメ、フィットネス業界に活用されます。
このように適切な配色を用いることで、ユーザーが心地よく感じるデザインや、瞬時に目的を伝えるデザインを作り上げることができます。
簡単なのは使う色を少なくすること
よく言われる3色ルールというものです。
デザイナーあるあるですが、デザインというのは使う色を少なくすればそれだけで見栄えが良くなります。
たとえば、白黒、赤白、青白、当サイトのように黄色で統一など、使う色を限定するとそれだけでデザインが楽になるというのが本音です。ただどんなデザインでもそれが良いかというわけではなく、配色バランスというのが大切です。
成果物を使う人のことを考えた配色
たとえば、青と白をベースにしたデザインの場合、限られた青と白の色だけでデザインを作れば見栄えが良いデザインになるかもしれませんが、それはただのアートに過ぎません。
Webデザインであれば、コンバージョンに繋がるCTAボタンを他と同じ色にするのは厳禁です。
青白だけのWebサイトで、ボタンも青だと良いデザインとは言えません。
理由は簡単で目立たないからです。
また色覚障の人も多く、色の組み合わせによっては、色の違いを判別しづらいという人も多いです。
このように、デザインというのはただ綺麗であれば良いというわけではなく、使う側の気持ちを考える必要があります。
配色パターンの種類
個人的にデザインというのは感覚の部分が大きいです。
原理原則を守るというのも大切ですが、クライアントワークではそれが当てはまらないこともあります。
デザイナーというのはとにかくデザインを作り続けるのが大切で、無理に学習する必要は無いと思っています。私も一切教わったことがなくこの業界に入りましたが、上場企業のサイトデザインなどをたくさん作ってきました。
しかし、それでも基本を知っているかいないかでは変わってきます。
配色も同じです。
補色配色
色相環で正反対に位置する色を組み合わせるパターンで、強いコントラストが生まれます。主にスポーツやエンターテインメントの分野で活用されることが多いです。
類似色配色
色相環で隣接する色同士を組み合わせる方法で、調和の取れた柔らかい印象を与えます。自然で穏やかなデザインに向いており、リラックス効果が期待できるため、ウェルネスや美容業界で好まれます。
トライアド配色
色相環上で等間隔に配置された3色を組み合わせたパターンで、バランスの取れた視覚的な興味を引きます。多くの色を使いながらもまとまりがあり、ファッションやエンタメ系サイトで使用されることが多いです。
テトラディック配色
4色を使用する方法で、コントラストとバランスを兼ね備えた配色が可能です。複数の色を使いたい場合や、多彩な要素があるデザインに最適です。
モノクロ配色
同じ色相で明度や彩度が異なる色を組み合わせる方法で、シンプルかつ洗練されたデザインに向いています。高級感や落ち着きを与えたい場合に適しています。
配色のテクニック
デザインで配色をする際には、いくつかのテクニックを駆使することで、より効果的な配色が可能になります。前述したとおり、配色をすべて同じカラー系統で統一すれば簡単ですが、それだけではただのアートとなってしまうことが多いです。
メインカラーとは逆のアクセントカラーを取り入れる
メインカラーに対して差し色を入れることで、視覚的なポイントを作り、ユーザーの目を特定の場所に引きつける効果があります。例えば、CTA(コール・トゥ・アクション)ボタンや重要なリンクにアクセントカラーを使うことで、クリック率を向上させることができます。
明度と彩度の調整
デザインによってはどうしても目立った差し色を入れるのができないようなデザインもあります。
同じ色でも明るさや鮮やかさを変えるだけで印象が大きく変わります。明度を上げると柔らかい雰囲気になり、彩度を下げると落ち着いた雰囲気が生まれます。シーンに応じて明度・彩度を工夫することで、意図に合った配色が実現できます。
配色ツールの使い方
配色ツールを使う際は、まず目的に合った色をベースに選定することが大切です。例えば、ブランドカラーやテーマカラーを入力し、それを基に補色や類似色などのパターンを生成してみるとよいでしょう。さらに、ツールにはほとんどの場合、明度や彩度の調整機能も備わっているため、配色を微調整してイメージにぴったりな色に仕上げることができます。ツールを利用して色のバリエーションを確認し、画面の見やすさや視認性をチェックしながら、ユーザーに最適な配色を導き出しましょう。