PFCバランスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
三大栄養素と言われる「タンパク質(Protein)」「脂質(Fat)」「炭水化物(Carbohydrate)」の頭文字をとった言葉になります。
健康や食事に気を使っている人であればみんな知っているかもしれませんが、毎日仕事に忙殺されているビジネスマンなどは以外と知らなかったり、知っているけどそんなこと気にして食事をしていないという人が多いのではないでしょうか?
今回はダイエットはしていない人に対してもPFC管理が大切な理由について説明していきたいと思います。
PFC管理のためのツールも紹介していきますよ。
目次
ビジネスマンにとって、一日のPFCバランスを知ることはとても大切
なんか意識高い系な発言みたいに思われるかもしれませんが、ダラダラと長く仕事をやるより、短くビシッと仕事を終わらせられたらそっちのほうが絶対良いですよね。
仕事と言っても、結局は自分の身体が資本なので、身体作りがとても大切です。
多くの人は、カロリー、野菜、糖質は気にするのにPFCバランスは気にしていない
多くの人がカロリーはどのくらいか、野菜を食べているか、糖質の量などは気にしていたりしますが、PFCバランスまで気にしているという人は少ないです。
しかし体調管理や仕事のパフォーマンスを上げるための食事で大切なのは、PFCバランスです。
PFCバランスといっても最適なバランスは人それぞれであったりするので、自分に最適なバランスを知ることが大切です。
PFCバランスが崩れていると、集中力も落ちるし持久力も落ちる
PFCバランスについては、人それぞれ最適な割合が異なります。
ダイエットを行っているかどうかにもよりますが、あまりにも極端なPFCバランスの食事をしていると健康を壊すことにもなりますし、仕事にも影響があります。
PFCバランスの基本
PFCとは、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の三大栄養素のバランスのことを言いますが、大切なのが「バランス」です。
安定した血糖値
仕事の集中力について大切なのが血糖値です。
PFCバランスの良い食事を摂ることで、血糖値の急上昇や急降下を防ぐことができます。
食事を摂った後や、午後に眠くなってしまうという人はこのPFCバランスが崩れている可能性があります。
(参考:バランスの取れた食事 _ 健康なPFCバランスの取れた食事 _ どのような食事を想像しますか_)
エネルギー供給
身体を動かす仕事なのか、そうではないのかによって適切なバランスは変わってきます。
空腹に悩まされるという人は、腹持ちが良いタンパク質や脂質を適切に取るべきでしょうし、常に身体を動かしている人いう人はエネルギー減となる炭水化物をちゃんと取る必要があります。
体重管理
ビジネスの世界では体重管理ができていない人はあまり信用されないと言われています
会社の面接でも、能力はほぼ同じだけど、片方は普通の体系で、もう片方は太っているとなったら、やはり普通の体系の人が選ばれます。
太っていることが必ずしも悪というわけではありませんが、社会的評価のことを考えるとそのような判断を下す人もいるということです。
そういったことを考えるとやはり体重管理は大切でしょう。
ただし、痩せるためにカロリーを落として野菜ばかり食べていたりしたら、肝心の仕事でパフォーマンスを発揮することができなくなってしまいます。
何事もバランスが大切だということですね。
ビジネスマンにとっての具体的な利点
それではPFCバランスを整えることがどのような利点となるのかについて見ていきましょう。
脳のエネルギー源のほとんどはブドウ糖
私は学者では無いので確実なことは言えませんが、脳に大切なのはグルコース(ブドウ糖)であるということです。
ブドウ糖とは穀物、果物、根菜類、砂糖などの炭水化物に含まれていいる栄養素になります。
脳というのは身体全体の割合から見れば小さいですが、実際にはかなりの大食漢で、摂取したエネルギーの20〜30%が脳に使わていると言われています。
さらに、脳に使われるエネルギー源というのは限られていて、脳はほぼブドウ糖しかエネルギーとして使わないと言われています。
マニアックな話になると、低糖質ダイエットでケトン体を形成することで、ケトン体が脳のエネルギー源になるとも言われています。ただし、それは身体が飢餓状態だと判断した時の最終手段的な場合です。
そこまで太っていないのに低糖質ダイエット、ケトジェニックダイエットなどを行う方がいますが、それらはもしかしたら脳に十分なエネルギーを与えられていないかもしれません。
ストレス管理
仕事で大切なのがストレス管理ですよね。
食事が乱れると、メンタル面も乱れてしまいます。
血糖値の乱高下はストレスホルモンの分泌を引き起こす場合があり、イライラや不安の原因にもなります。
メンタルが乱れると食事が乱れるという人が多いかもしれませんが、なんとかグッと堪えて食事のバランスは乱さないようにするとメンタルが正常に保たれるかもしれません。
健康維持
年齢が若い時は、勢いでなんとでもなるかもしれませんが、次第に体調管理について考えさせられる時が必ず訪れると思います。
ただ、太っているからと言って極端な糖質制限を行ったり、肉ばっか食べてたから野菜ばかりにする、みたいなことになると健康自体を損なう可能性があります。
何事にもバランスが大切だとよく言われますが、その通りで、PFCバランスを整えることはとても大切だと言えます。
PFCバランスの計算の実践方法
ここまで「みんなPFCバランス計算したほうがいいよ」と軽はずみに言ってきたわけですが、PFCバランスの計算というのはかなり面倒で難しいというのが事実です。なぜならカロリー計算に加えて、タンパク質、脂質、炭水化物を計算する必要があるからです。
あれこれ言いません。以下ツールを使ってみてください。
毎日中食などで、食品にこれらの情報が記載されていればまだ計算はしやすいですが、自炊していたり外食もするとなると正しくは計算することは不可能でしょう。
とはいえ、経験を積むことにより大凡の数値というのは大体見えてくることも確かです。
面倒だからと諦めずに、いろんな食事のPFCの値を知ることで、「この食品のPFCは大体このくらいだな」と頭でわかるようになってきます。そこを目指すためにまずは一日のPFCバランスを計算してみましょう。
食事計画を立てる
一日のPFCバランスを計算するには、まずは一日の食事計画を立てる必要があります。
これが本当に難しいですよね。
お昼や夕食に何を食べるか決まっている人なんてほとんどいないのではないでしょうか?
しかしまずは食事計画を立てないことにはPFCバランスを計算することはできません。
別に食事計画と違う食事内容になったとしてもそれで良いです。
少なくともPFCを計算することにより、どんな食事を摂ったことでどれだけバランスが変わったかというのが体感できるからです
まとめ
ダイエットをしている人以外でも、ビジネスマンにとって、PFCバランスを意識した食事というのは、仕事のパフォーマンスを向上させたり健康を維持するために非常に重要なことです。
最初は大変でもありますが、ツールなどを使いPFCを計算して食事を摂ることで、仕事のパフォーマンス向上も実現できるかもしれません。よければ1度以下ツールを使ってみてくださいね。