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純アルコール量&血中アルコール濃度計算ツールの使い方
純アルコール量&血中アルコール濃度計算ツールは、体重とお酒の度数、飲んだ量を入力することで、純アルコール量と血中アルコール濃度を計算するツールです。
ツールのフォームに、飲んだお酒のアルコール度数と飲んだ量、数量などを入力してください。
計算は自動で行われます。計算結果が表示されない場合は画面のどこかをクリック・タップしてみてください。
お酒のアルコール度数の目安
お酒の種類 | アルコール度数 |
---|---|
ビール | 4~6% |
チューハイ | 3~9% |
ハイボール | 7~10% |
ワイン(赤) | 12%~15% |
ワイン(白) | 10%~13.5% |
日本酒 | 15%~17% |
焼酎 ロック | 25%~30% |
焼酎 水割り | 8%~12% |
ウイスキー ロック | 40%~50% |
カクテル | 5%~40% |
純アルコール量と血中アルコール濃度
お酒によるアルコールは、その時の身体や後々の健康リスクにとても大きな影響を与えます。アルコールの摂取量・血中アルコール濃度(BAC)は、お酒の量や度数、飲む人の体重によって変わります。
お酒は飲んでも飲まれるな、という言葉があるように自分にとっての適量を知ることがとても大切です。
純アルコール量の計算方法
純アルコール量の計算については、以下のような式で計算することができます。
純アルコール量(g) = 飲酒量(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 × 0.8(比重)
例えば、ビール500ml(5%)の場合は、
500ml × 0.05 × 0.8 = 20g
となります。
血中アルコール濃度とは?
血中アルコール濃度(BAC)は、血液中のアルコールの割合のことになります。
飲酒後に「酔い」を感じるのは、血液中のアルコール濃度が上昇するからなんですね。
血中アルコール濃度は以下の式で計算することができます。
血中アルコール濃度(%) = (飲酒量(ml) × アルコール度数(%)) ÷ (833 × 体重(kg))
体重や性別によって酔い方には個人差があります。
体質的に女性は男性よりもアルコールを分解する酵素の働きが弱いため、酔いが回るのが早いと言われています。
血中アルコール濃度と酔いの状態については以下をご参考ください。
アルコールの濃度と酔いの関係
お酒を飲んだことがある人なら誰でも分かりますが、アルコールの濃度が高いほど、酔っ払いますよね。
度数が高いお酒を飲むと血中アルコール濃度も急激に上昇しやすくなります。
特に強いお酒を短時間で多量に摂取すると、体がアルコールを分解しきれずに、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります。
体重や性別による血中アルコール濃度の変化
基本的には体重が重い人と軽い人では、同じ量のアルコールを摂取しても、重い人のほうが血中アルコール濃度は低くなります。
そのため女性は男性よりも体内の水分量が少ないため、男性と同じ量のアルコールを飲むと必然と血中アルコール濃度が男性よりも高くなりやすいです。
体重別のアルコール摂取適量
当ツールを利用するなどして、体重別に適切なアルコール摂取量を計算してみましょう。
適量を守ることが健康的な飲酒に繋がります。
体重が軽い人はアルコール依存症などにもなりやすいので注意が必要です。
例えば、厚生労働省が定めている「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」について、1日の純アルコール摂取量は男性で40g以上、女性で20g以上と定義されています。
以下の量で20g相当
ビール(5%) | 500ml(ロング缶1本) |
ウイスキー(40%前後) | 60ml(ダブル1杯) |
ワイン | 200ml(グラス2杯ほど) |
チューハイ(7%) | 350ml(缶1本) |
日本酒 | 180ml(1合) |
焼酎(25%) | 100ml(グラス1/2杯) |
思ったより少ないと思った方が多いのではないでしょうか。ただ、やはり個人差が大きいです。
アルコール摂取量の適量は個人差がある
飲酒習慣がある人とない人、運動している人しない人、お酒の飲み方などなど、実際にはアルコール量がどのくらいまでなら大丈夫というのは個人差が大きく一概には言えません。しかし、自分はたくさん飲めるから大丈夫と思って飲み続けていると、少しの量では酔えなくなり、どんどん飲酒量が増えてアルコール依存症になる危険性が高くなります。
飲酒は脳への影響がある
昔は少量のアルコールであれば、酒は百薬の長と言われていましたが、現在は少量のアルコールでも脳内の神経伝達物質に影響を与えると言われています。
少しの飲酒であれば楽しい気持ちで飲むことができますが、それでもアルコールは少量で留めることが難しく飲酒習慣を続けていると脳への影響や、認知症の危険性などが高まってしまいます。
(参考:アルコールと認知症 _ e-ヘルスネット(厚生労働省))
適正な飲酒量と飲み方が大切
酒は飲んでも飲まれるなと言われるように、とにかく適切な飲酒量と飲み方が大切です。
飲み方については基本的なことですが、以下のようなことを守るのが大切です。
- 空腹時の飲酒を避ける。
- 食事をしながら飲む。
- 水などと一緒に飲む。
- 飲む時間を決める。
- 休肝日を作る。
適切な飲酒量を守り、ちゃんとした飲み方ができれば、お酒は楽しくコミュニケーションなどにも役に立つことがあります。
是非当ページの純アルコール量&血中アルコール濃度計算ツールを使って、あなたの適切な飲酒量について考えてみてください。
よくある質問(FAQ)
純アルコール量の計算は、「純アルコール量(g) = 飲酒量(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 × 0.8(比重)
」で計算することができます。
血中アルコール濃度の計算は、「血中アルコール濃度(%) = (飲酒量(ml) × アルコール度数(%)) ÷ (833 × 体重(kg))
」で計算することができます。
厚生労働省が定めている「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」について、1日の純アルコール摂取量は男性で40g以上、女性で20g以上と定義されています。