体脂肪率計算ツール
【使い方】身長、体重、年齢、性別を設定し「計算する」を押してください。基本的な体脂肪率の推定値を算出します。詳しい説明や使い方はこちらをご覧ください。
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体脂肪率とその計算方法について

体脂肪率って皆さん計算されてますでしょうか?
体重は誰もが気にすると思いますが、体重って重いからと言って太っているとは限りませんよね。
脂肪よりも筋肉のほうが重量があるため、同じ体型でも筋肉量が多い人のほうが体重が重くなります。
体重より筋肉量や体脂肪率を気にしたいです
そのため、やはり気にするべきは体脂肪率です。
体脂肪率とは、身体の総重量に対する脂肪の割合を示す値になります。
身体の状態やダイエット、フィットネスの計画を立てる際にも体脂肪率を知るというのは役立ちます。
基礎代謝量や、ダイエット計画を立てたいという場合は以下ツールが参考になるので使ってみてください。
目次
体脂肪率の計算にはさまざまな方法がある

実は体脂肪率の計算方法についてはさまざまな方法があり、どの計算を用いるかによって大きく結果が変わってきます。それもあってか体重計によってなぜか体脂肪率が異なる、といった現象が起きます。
新しく買ったそこそこ良い体重計の体脂肪率と、ジムのデカい測定機で体脂肪率の数値が全然違ったのでトレーナーの方に聞いてみたら、「ご家庭の体重計の体脂肪率はあんまあてにならないことが多いっス〜」って言われましたね
後述しますが、体脂肪率計算・測定といっても方法はさまざまで、普通の体重計の場合はあくまで身長、体重、年齢、性別といった基本情報から別々の計算方法で体脂肪率を算出しているため、結果が異なることが多いようです。
目安だけ知りたいというのであれば乗るだけ体重計がおすすめです。スマホ連動が管理もしやすくてモチベショーンも維持しやすいです。
できるだけ正確な数値を計測したいという場合は、以下のような体に微弱電流を流して計測するものが正確です。なぜ正確なのかは後述します。
脂肪だけでは無く筋肉量も分析したい!という人は以下のようなハイエンドモデルがおすすめです。
最も一般的な体脂肪率の計算方法
もっとも一般的な体脂肪率計算方法はBMI法という以下の式になります。
- 一般的な体脂肪率計算方法(BMI法)
体脂肪率(%) = (1.20 × BMI) + (0.23 × 年齢) − (10.8 × 性別) − 5.4
※性別は男性=1、女性=0で計算。
体重計によっては、この計算式で体脂肪率を算出していたりします。
1.20というのはBMIに対する係数で、体脂肪率に対するBMIの影響度です。0.23という数値は年齢に対する係数で、年齢が1歳増加すると体脂肪率が0.23%増加することを表しています。10.8は性別を考えた係数です。
一般的な体脂肪率計算方法(BMI法)の欠点
詳しい方はご存知だと思いますが、そもそもBMI(ボディマスインデックス:肥満度)の計算方法によって大きく変わってしまいます。単純なBMIの計算方法(体重(kg) ÷ (身長(m) × 身長(m))だと、身長が高い人ほど肥満度が高くなりますし、低い人ほど肥満度は低くなります。でもこれって正しくはないことが多いですよね。
このBMIの計算が間違っていると、そもそもの体脂肪率の計算もおかしくなってしまうというわけです。
単純なBMI計算式は正しくないことが多いです…
「体脂肪率計算ツール」の計算式
それでは本ページの体脂肪率計算ツールの計算式についてみてきましょう。本ツールでは以下のような計算式で体脂肪率の計算を行っています。
- 男性 体脂肪率 計算式
体脂肪率 = ((3.02 + 0.461 × 体重 – 6.85 × 1 – 0.089 × 身長 + 0.038 × 年齢 – 0.238) ÷ 体重) × 100
- 女性 体脂肪率 計算式
体脂肪率 = ((3.02 + 0.461 × 体重 – 6.85 × 1 – 0.089 × 身長 + 0.038 × 年齢 – 0.238) ÷ 体重) × 100
なんか細かい数字が並んでいますね。詳しくは後述しますので読み進めていただければ幸いです。
このページでは、体脂肪率計算ツールを通して、体脂肪の基礎知識とその計算方法について解説します。
そもそも体脂肪率とは

そもそも体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合のことを言います。
例えば、体重が70kgで体脂肪率が20%の場合、体内には14kgの脂肪があるということになります。
体脂肪自体は必ずしも悪いものでは無く、エネルギーを貯めておいて使ったり、筋肉の成長の材料になったり、体温の調節、内臓を守ったりなど、さまざまな重要な役割を果たしています。
ただし、飽食の現代社会ではすぐに体脂肪が増えてしまうのも事実です。
過剰な体脂肪は健康リスクを高める要因にもなります。
今の時代、体脂肪率を増やす誘惑で溢れてますよね…
体脂肪率の適正範囲

では一般的に、体脂肪率はどのくらいであれば適正だと言えるのでしょうか?
体脂肪率の適正範囲というのは性別や年齢によって異なってきます。
以下が一般的な適正範囲の例となります。
ただし体脂肪率というのは個人差が大きいため、計算式だけでは明確な数値が分かるものではありません。
以下はあくまで一般的な計算方式に基づいた適正の範囲になります。
男性と女性で体脂肪率の適正範囲は大きく異なります
男性の体脂肪率の適正範囲
- 18-39歳:11-21%
- 40-59歳:12-22%
- 60歳以上:14-24%
女性の体脂肪率の適正範囲
- 18-39歳:21-34%
- 40-59歳:22-35%
- 60歳以上:23-36%
上記数値が一応健康上での適正範囲だと言われています。
体脂肪率の判定範囲
本ツールの体脂肪率判定についてみていきましょう
先ほど適正範囲について解説しましたが、さらに深堀りして見てみましょう。
引き続きタニタさんの「体脂肪率判定表」を参考に数値を見ていきます。本ページの体脂肪率計算ツールは。以下の数値の範囲で計算結果が判定されるようになっています。
男性の体脂肪率判定
年代 | 痩せ | マイナス標準 | プラス標準 | 軽肥満 | 肥満 |
---|---|---|---|---|---|
18〜39歳 | 10%未満 | 11〜66% | 17〜21% | 22〜26% | 27%以上 |
40〜59歳 | 11%未満 | 12〜17% | 18〜22% | 23〜27% | 28%以上 |
60歳〜 | 13%未満 | 14〜19% | 20〜24% | 25〜29% | 30%以上 |
女性の体脂肪率判定
年代 | 痩せ | マイナス標準 | プラス標準 | 軽肥満 | 肥満 |
---|---|---|---|---|---|
18〜39歳 | 20%未満 | 21〜27% | 28〜34% | 35〜39% | 40%以上 |
40〜59歳 | 21%未満 | 22〜28% | 29〜35% | 36〜40% | 41%以上 |
60歳〜 | 22%未満 | 23〜29% | 30〜36% | 37〜41% | 42%以上 |
これらの数値はWHOと日本肥満学会の肥満判定に基づいて区分されているとされます。
また、妊娠中の方や人工透析中の方、他にむくみなどの症状がある方は数値から外れやすいです。
それでは実際の体脂肪率の計算方法・測定方法についてみていきましょう。
体脂肪率の計算・測定方法

体脂肪率を測定する方法はいくつかありますが、ここでは代表的なものを紹介します。
皮膚厚測定法(キャリパー法)
皮膚の厚みを測定する方法です。皮下脂肪厚測定法と言われる方法ですね。身体の特定の部位の皮膚をつまんでその厚さを測定することで、体脂肪率を推定します。
皮下脂肪と身体密度には高い相関があるとされるため、皮下脂肪厚で身体の体脂肪を測ったりします。
上腕背側部分と肩甲骨下部分のお肉をつまんで測るやり方です。
(参考:皮下脂肪の測定方法(キャリパー法) _ 健康長寿ネット)
バイオエレクトリカル・インピーダンス法(BIA法)
身体に微弱な電流を流し、その電気抵抗を測定して体組成を測定する方法です。
筋肉というのは水分を多く含むため電流を通しやすいのですが、逆に脂肪は電流を通しにくいため、この原理を利用して体脂肪率を推定する方法です。
身体に微弱な電流を流す業務用の測定方法です
そのため以下のような体に微弱の電流を流して計測する体重計は正確だと言われます。
(参考:体組成計のしくみ – BIAとは?-|業務用体組成計スペシャルサイト _ タニタ)
デュアルエネルギーX線吸収法(DXA法)
2種類のX線を使用して体内の脂肪、筋肉、骨の量を測定する方法です。測定値の精度は高く再現性も良いのですが、専用の機器が必要で測定の費用も高額になります。
「体脂肪率計算ツール」で採用している計算式の説明

先ほど紹介した方法は、専門的な機械などを用いて行う体脂肪率計算の方法です。ハイエンドの体重計であれば正確な計測がしやすいですが、そうでない場合は、一般的な数値を基準として計算することになります。
本ツールの体脂肪率計算式について、前述しましたがその計算式の説明をしたいと思います。
計算式は以下を基にしています。(ちなみにカシオさんのサイトも同様です)
伊藤裕子・加藤元海(2016).18歳以上の日本人に対する体脂肪率の推定式.黒潮圏科学,9(2),150-155.
Ito, Y., & Genkai-Kato, M. (2016). Estimation of percentage body fat in Japanese subjects at 18 years of age and older. Kuroshio Science, 9(2), 150-155.
男性:体脂肪率 = ((3.02 + 0.461 × 体重 – 6.85 × 1 – 0.089 × 身長 + 0.038 × 年齢 – 0.238) ÷ 体重) × 100
女性:体脂肪率 = ((3.02 + 0.461 × 体重 – 0.089 × 身長 + 0.038 × 年齢 – 0.238) ÷ 体重) × 100
細かい数字が並んでいるわけですが、それらを説明すると以下のようになります。
- 3.02:定数項で、基礎代謝計算時の基礎値。
- 0.461 × 体重:体重1kgあたりの体脂肪率への寄与を示し、体重が増えると体脂肪率が増加する影響を表現した計算
- -6.85 × 1(男性のみ):性別を考慮する項で、男性は体脂肪率が低くなりやすいことを計算に入れる
- -0.089 × 身長:身長が高いと体脂肪率が低くなる関係を計算に入れる
- 0.038 × 年齢:年齢が上がると体脂肪率が増加する傾向を計算に入れる
- -0.238:補正項です。全体的な計算精度を上げるための調整値
上記計算式を基に、本ツールでは体脂肪計算を行っています。BMI法による体脂肪率計算よりもこちらの計算のほうが、あくまで推定ですがより正確な数値になるかとは思います。
体脂肪率の管理と改善
多くの人は体脂肪率を減らしたいと思っていると思います。体脂肪率を適正範囲に保つためには、カロリーと栄養バランスの取れた食事が何より重要となります。
高脂肪・高カロリーの食事で代謝量を超えるとその分が体脂肪として蓄積されてしまいます。
体脂肪率がもし高いなあと思っている場合は、やはりダイエット・運動が必要となります。以下ツールが役にたつかと思うのでぜひご利用してみてください。
以下ツールは、ダイエットの計画を立てるのに役立つツールです。
以下ツールは、ダイエット時のカロリー計算やPFCバランスの計算に役立つツールです。
体脂肪は自分にあった落とし方をするのが良いです!
一度いろんな本などを見てみて自分にあった体脂肪の落とし方を探ってみるといいでしょう。
まとめ
正確な体脂肪率を知るというのはやはり難しいですが、推定値であれば本ツールで計算をすることができます。ぜひ体脂肪率計算ツールなどを使い、大体の自分の体脂肪率を計算してみて、ご自身のボディメイクに役立ててみてくださいね!