浅草寺おみくじシミュレーター

凶が多いってホント！？

浅草寺おみくじシミュレーターとは

浅草寺おみくじシミュレーターとは、参拝者数でも常に全国10位以内に入る日本有数の最古のお寺である「浅草寺（せんそうじ）」のおみくじを、徹底再現したシミュレーションツールです。

生まれてこれまでおみくじでは大吉しか引いたことがない！と豪語していた私ですが、人生ではじめて浅草寺で「凶」を引きました。。そこから浅草寺のおみくじについて調査を行い、浅草寺おみくじシミュレーターを作りました。

（参考：聖観音宗 あさくさかんのん 浅草寺 公式サイト – 浅草寺）

浅草寺のおみくじは凶が多いってホント？

おみくじは運勢を占うような意味もあるため、できれば大吉が出てほしいですよね。

近年では悪い吉凶が出るとなかなかおみくじを引いてもらえなくなるという事情から、意図的に悪い吉凶を減らし、大吉の数を増やしている神社やお寺が多いと囁かれています。

では浅草寺はどうでしょうか？
浅草寺のおみくじは凶が多いと言われることで有名ですよね。それに対して浅草寺のよくある質問には以下のように記載されています。

浅草寺のおみくじは「観音百籤」というものです。
おみくじは比叡山延暦寺の良源僧正（慈恵大師または元三大師ともいう）によって日本に広く普及したとされ、浅草寺にも伝えられました。
「浅草寺のおみくじは凶が多い」とよく言われますが、古来の“おみくじ”そのままです。また凶が出た人もおそれることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます。おみくじの棒は備え付けの筒に必ずお戻しください。凶が出た方は観音さまのご加護を願い、境内の所定の場所におみくじを結んでご縁つなぎをしてください。
よくあるご質問 – 浅草寺

浅草寺のおみくじは、古来のままのおみくじだとされています。つまり本来のおみくじのあるべき姿ということですね。

具体的にどんな割合なのかについては後述します。

おみくじを引く前に大切な心構え

初詣などでおみくじを引かれる方も多いと思いますが、お寺や神社を参拝・礼拝（らいはい）するのに一番大切なのは、そのお寺や神社がどのような神様や本尊を祀っていて、どんな歴史があるのかを事前に知っておくことが大事と言われます。

神社やお寺について、お賽銭を入れれば願い事を叶えてくれるパワースポット、みたいな感覚で行くだけではパワーを貰えないとも言われます。ということで以下簡単ですが浅草寺についておさらいしましょう！

ちなみに、浅草寺は神社ではなく聖観音宗のお寺です。そのため神社のように二礼二拍手一礼は行わず、合掌して「南無観世音菩薩（なむかんぜおんぼさつ）」と唱え、一礼をするのが正しい礼拝方法です。正しい参拝方法については後述します。

浅草寺とは

浅草寺の正式名称は「金龍山浅草寺（きんりゅうざんせんそうじ）」とされます。
そのため雷門のところには「金龍山」の文字があります。これは山号（さんごう）と言い、仏教のお寺に付けられる称号になります。

浅草寺の歴史とご本尊

浅草寺は日本全国でも最も古いのお寺の一つであり、都内では一番古いお寺です。
飛鳥時代、628年に檜前浜成・竹成（ひのくまのはまなり・たけなり）の兄弟が、漁の最中に拾った観音様の像を祀ったことがはじまりとされています。

江戸時代には徳川家康も厚く信仰していたとされ、多くの参拝者が訪れるようになりました。

浅草寺のご本尊は、聖観世音菩薩（しょうかんぜおんぼさつ）であり、浅草観音（あさくさかんのん）として信仰されます。

聖観世音菩薩は、世間の生きとし生けるものの願い・声を聞くことで、人々の苦しみを除き、安楽を与えてくれる観音様です。

浅草寺の参拝・礼拝のポイント、一連の流れ

それでは浅草寺の参拝・礼拝のポイントについて、簡単ですが解説します！浅草寺をお参りする時の参考にしてください。

山門は合掌一礼して入る

浅草寺には有名な雷門はじめ、宝蔵門（仁王門）などの山門と呼ばれる門があります。

これは神道で言う鳥居のような存在です。神社では鳥居をくぐる時に一礼するように、浅草寺の山門でも合掌して一礼するのが良いとされます。

まずは雷門から入り、仲見世を通って、宝蔵門をくぐります。

人が多いですが、恥ずかしいと思わずに一礼して入りましょう！
提灯に手が届きそうだからと言って触ろうとする人がいますが、絶対に触ってはいけません。警備員に注意されます。

お水舎（おみずや）にて、手と口を清める

宝蔵門の先にはお水舎（おみずや）があります。
ここでは高村光雲作の龍神像（沙竭羅龍王像）がまつられています。この龍神さまは、仏法を守護する龍王の一人とされます。ちなみに龍神は水をつかさどる神です。

手と口の清め方

ここでは「ひしゃくで水をくむ」→「右手でひしゃくを持って左手を洗う」→「左手に持ち替えて右手を洗う」→「右手に持ち替えて、左手を皿のようにして水を注ぎ、その水で口をすすぐ」→「残った水でひしゃくを立てるようにして持ち手部分を洗う」というのが一連の流れです。

常香炉（じょうこうろ）で御香を供えて煙を浴びる

手と口を清めたら、近くに常香炉があります。ここで御香を供えてその煙を浴びましょう。御香は近くにある授香所という場所で購入することができます。

この煙を浴びるという風習は、古来から身体の汚れを払い、悪いところを浄化してくれるとされています。

本堂で礼拝する

さて、身体を清めたらいよいよ本堂に入ります。
ここでの礼拝方法は、神社の参拝方法とは異なります。前述した通り浅草寺は神社ではなく仏教のお寺なので方法が異なります。

やり方としては、

• お賽銭を入れる：投げるのではなく、やさしくそっと入れましょう。
  
  お賽銭を極めた人に聞くと、手の甲を上にして手のひらを見せずにそっと入れるのが良いらしいです。
  さらにお賽銭の金額は「100円+10円+5円＝115円」か、「10円＋5円＋1円＝16円」の組み合わせが風水的に最強らしく、この組み合わせで入れる人がいます。合計で115円や16円というわけではなく、それぞれの硬貨を用意するのが大切で、陰陽のバランスを整えるとされます。キャッシュレス時代なのでなかなか難しいですね…
• 合掌して「南無観世音菩薩（なむかんぜおんぼさつ）」と唱えて一礼する
• 最後にかるく頭を下げてその場を離れる

礼拝する時は、ただ頭を下げるだけではなく、合掌して「南無観世音菩薩（なむかんぜおんぼさつ）」と唱えて一礼するのが正式なやり方です。浅草寺のHPにも書かれています。

ご参拝の際には合掌して「南無観世音菩薩」とお唱えください。

感染症対策時は声を出すことは憚れますが、本来、多くの仏教では、お教や念仏を声に出して唱えることで救われるとされています。

浅草寺の御本尊である聖観世音菩薩さまも、声や読経を聞くことで、その人を苦しみから救うと言われています。

おみくじを引こう！浅草寺のおみくじの引き方

まるでおみくじがメインイベントのような記事構成になってしまいましたが、本来おみくじは必須ではありません。ただ、「浅草寺おみくじシミュレーター」というものを作った以上、おみくじに触れないわけにはいきません。

ちゃんとしたマナー・礼拝方法で参拝したのであれば、きっとあなたの祈りに対しておみくじが何かしらアドバイスをくれるはずです！

浅草寺のおみくじの引き方

おみくじは100円です。
100円玉を入れるところがテーブルにあるのでその場所に100円硬貨を入れましょう。

そうしたらおみくじの棒が入った六角形の箱を手に持って振ります。なかなかしっかりした箱です。

出てきた棒には1〜100までの番号が書かれており、その番号の引き出しを引きます。
引き出しの中におみくじの紙が入っているので、その紙を頂戴します。

おみくじを引き終えたら棒はちゃんと箱の中に戻しましょう。出てきた棒が貰えるおみくじだと思って、その棒を持ち帰ってしまう人がいるらしいのですが、棒は持ち帰ってはいけません。

そして何度もやり直してはいけません。

凶が出たら結んでいく

大吉など良い運勢だった場合、お守りとして持ち歩くのもいいですね！

おみくじは観音様からの今後の過ごし方の助言とされています。
そのため、凶になった場合でも「最悪…」「今年は良くない年なんだ」とネガティブにならずに、まずはしっかりとメッセージを読んで、自分の改める部分を考えてみることが大切です！

境内にはおみくじを結ぶところがあり、そこに観音様からのご加護を願って結ぶ「ご縁つなぎ」を行うことで救われると言われています。

浅草寺のおみくじの吉凶の種類と割合

では実際にどのくらいの割合で凶が入っているのでしょうか？
おみくじの割合・本数については浅草寺がメディアへの取材に答えているようで、その内訳は以下の通りです。運勢が良い順です。

吉凶の種類	本数
大吉（だいきち）	17本
吉（きち）	35本
半吉（はんきち）	5本
小吉（しょうきち）	4本
末小吉（すえしょうきち）	3本
末吉（すえきち）	6本
凶（きょう）	30本

（参考：【都市伝説】浅草寺のおみくじは「凶」が多いってホント？ 自腹で試してみた _ アーバンライフ東京）

見て分かるとおり大吉もそこそこ本数がありますが、何より凶多いですね。これが古来のおみくじの割合だそうです。

本数だけで見れば末小吉がSSR

本数だけで見れば末小吉という、少し微妙な運勢のものが一番数が少なく、レア度が高いと言えます。

引き出しの番号によって入っている吉凶は決まっているらしい

参考：浅草寺のおみくじはどうなっているのか徹底調査してみた！

どうやら棚の番号によって入っている吉凶は決まっているようで調査された方がいます。
もともと1は大吉、100は凶というのは有名な話でした。

参考ページのはるさんの調査内容だと以下のような内訳となっています。

引用：浅草寺のおみくじはどうなっているのか徹底調査してみた！

はるさんは過去何回も浅草寺に行かれているようで、過去のブログを見ても同じ結果です。
他にもネットの情報を見ても同じであるため、おそらく棚の番号で吉凶の種類は決まっていると思われます。（今後変わるかも分かりませんが、吉凶の種類の本数は変わらないと思います。）本ツールはこれを参考にさせていただいております。

大吉のなかでもSSRな大吉があるらしい

面白いと個人的に思うのが、どうやら同じ吉凶でも書いてあることに結構差があるらしいのです。

書いてあることが違うというのは当然ではありますが、結構な差があるらしく、たとえば1番の引き出しの大吉にはめちゃくちゃ良いことが書いてあるらしいです。

（参考：【検証】凶が多いと噂の浅草寺で「おみくじ100連ガチャ」してみた結果 → 衝撃 _ ロケットニュース24）

ということは1番の棚を引くのが一番の「当たり」と言えるかもしれません。
逆に100番の凶が一番の「ハズレ」かもしれません。

ただ、先ほども書きましたが、浅草寺のおみくじは観音様からのヒント・助言のようなものであり、そうなると決まったものではありません。

凶を引いたからこそ、気を引き締めて仕事や勉学に励めば、大吉の人より結果を出せるでしょう！

浅草寺に行こう！

本ページの「浅草寺おみくじシミュレーター」は、あくまで吉凶の確率・種類しかシミュレーションすることができません。書いてある内容は実際に浅草寺に行かなければわからないため、実際に浅草寺に行っておみくじを引かれてみることをおすすめします！

ただ、おみくじ目当てで行くのではなく、ちゃんとしたマナーで参拝・礼拝をするのが大切です。
正しくきちんとした参拝を行えば、きっと観音様からの良い救いがあるかもしれませんね！

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