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車両保険の加入は必要か不要か?診断ツール

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車両保険必要性診断ツール

【使い方】各質問に回答し「診断する」を押してください。車両保険への加入がおすすめかどうかを簡易診断します。詳細な金額から計算したい場合は「詳細金額から計算する」からご契約の自動車保険の車両保険代、免責金額、軽微な事故時の修理費用目安、大きな事故時の修理費用目安、年間走行距離、過去の事故歴などをご入力ください。
詳しい説明や使い方はこちらをご覧ください。
あくまで簡易的なシミュレーションです。実際にはご契約の保険内容を確認してご判断ください。
※入力内容は利便性のためにご利用端末に保存されます。入力内容の保存機能について

本ツールはあくまで簡易的なシミュレーションです。

【計算方法】

① 年間保険料 + 免責金額 = 最低限の自己負担額
② 軽微な修理費用と大きな事故修理費用の比較
③ 事故発生確率は、過去5年間の事故回数と年間走行距離から算出
  ・年間事故発生確率の基準値:0回→0.5%、1回→2%、2回→3.5%、3回以上→5.0%
  ・年間走行距離による補正:5,000km以下→-0.5%、5,000~10,000km→0%、10,000~15,000km→1.0%、15,000~20,000km→1.5%、20,000km以上→2.0%
  ・5年間の事故発生確率 = 1 – (1 – 補正後の年間事故発生確率)⁵
④ 期待損失額 = 5年間の事故発生確率 × ((軽微な修理費用 + 大きな事故修理費用) ÷ 2)
⑤ 期待損失額と自己負担額の比較で診断

車両保険はいらない?

自動車保険を契約する時に「車両保険」に加入するかどうか悩むという人もいるのではないでしょうか?

車両保険をつけるだけで年間数万から数十万も保険料がアップするので迷いますよね。

世間では車両保険は不要だと言う意見も多く、本当に車両保険が必要なのか?疑問になる方も少なくないかもしれません。本ページでは車両保険に加入するべきかどうか、本当にいらないのかの理由について見ていきたいと思います。(※保険については各社内容・条件が異なります。あくまで加入者本人所有の車の話をしていきます。)

車両保険にすでに加入していて、実際の修理に車両保険を使うべきかどうか?といった診断は以下ツールをご活用ください。

車両保険を使うべき?損する?

車両保険使うべきか診断ツール|金額を自動計算で比較

車の修理費用、事故の種類、ご契約の自動車保険の内容などから車両保険を使うべきかどうか金額を自動計算して表示するツールです。

そもそも車両保険とは?

自動車

そもそも車両保険とは何か?というと、自分の車の損害を補償する任意保険で、事故や災害時の車の損害の修理費をカバーする保険です。

ポイントは「事故の過失割合によってカバーできない自分の車の修理費のための保険」だということです。

相手のいる事故を起こした場合は、「相手の車に対しては自分の保険の対物補償」、「自分の車に対しては相手の保険の対物補償」となります。(場合によって異なります)

基本的には相手のいない車の修理に使う保険ですね

車両保険によっては「限定タイプ」など「単独事故は補償しません」というものもあります。

半数くらいの人は車両保険に加入している

(参考:自動車保険の概況(2023年度):損賠保険料率算出機構

いらない・不要だといわれることが多い車両保険ですが、実際には自家用の普通乗用車であれば63%、自家用の小型車であれば52.5%、軽自動車であれば49%の割合で車両保険に加入しています。用途別では少し数値が異なりますが、自家用であれば上記数字となります。

つまりおよそ半数の人が車両保険に加入していることになります。

半分近くの人が車両保険に加入しているのはなんか驚きです

車両保険がいらないと言われる理由

車の事故

ではなぜ車両保険がいらないと言われるのかについて見ていきましょう。

結局は修理費の繰り延べになる

車の修理費というのは千差万別ですが、車両保険を使えば等級が下がります。

基本的には車両保険を使うと翌年以降の自動車保険の割引率が3等級下がります。(事故の種類によります)せっかく頑張って無事故で等級を上げたのに、使うと三年前に戻ってしまうということですね。今後車に乗らないというなら別ですが、将来の保険料に確実に跳ね返ってきます。これは自動車保険会社を変えても同じです。

また車両保険を使えば「事故有係数適用期間」が適用され、等級が下がるばかりか事故あり等級が3年間適用され、支払う保険料も一気に高くなります。

軽微な修理は車両保険を使わないほうが得と言われるは理由はコレですね

保険料は掛け捨てなので、払っていた分が保証される・返金されるなどはありません。

十分な金額が補償されるとは限らない

後述しますが、車両保険というのは保険加入時の車の時価によって決まります。車というのは年々価値が下がっていくものであるため(プレミアの車などを除く)、車によっては上限額が低く、万が一の事故時に十分な金額が保険から出ないということがあります。

使わないで終わる可能性が高い、その分を貯めて備えておいた方が良い

保険というものはあくまで万が一に備えるものなので、確率論で話すことではないかもしれませんが、実際には車両保険を使うケースというのはそこまで多くないかもしれません。

車両保険に加入した方が良いケースというのは後述しますが、目的としては大きな出費を平準化する手段という意味になります。

使わないで終わる可能性が高いお金を払っているよりは、その分を貯めて事故に備えておくほうが良いと言われます

自分で修理費を払えない車には乗るべきではない

これはよく言われることですが、そもそも車両保険を使わないと直せないような修理費が高い車には乗るべきでは無いと言われたりもします。

対人・対物の事故は話が異なりますが、車に乗る以上はある程度自分で車を直せるだけ備えておこう、という話ですね。もし自分で直すのが難しいというのは、そもそも乗っている車が高級車であったり、自分の収入に見合っていないのでは?とも言われたりもします。

(参考:車両保険はいらないと言われる理由とは?判断基準や外すタイミングをわかりやすく解説 _ みんかぶ保険

車両保険が不要なケース

では具体的に車両保険はどんな場合なら不要なのかについて見ていきましょう。診断ツールの設問と同じですが深堀りしてみてみます。

中古車など車の価値が低い場合

車両保険の保険金額は、加入時の車の時価相当額によって決まります。

そのため中古車や10年以上経っている車の場合は時価額が下がっているため、車両保険に加入していても、万が一の事故時に十分な保険金が得られないといった可能性があります。

目安としては、車の経過年数が9年、13年の時に車両保険を外す人が多くなると言われています。
車種によりますが、補償金額が少なければそもそも車両保険をつけるメリットは薄いです。

貯蓄が十分にある場合

当然ですが貯蓄が十分にある場合は基本的に保険というものは不要です。
保険というものは万が一の大きな出費やリスクに備えるものですが、ご自身でそれを補えるだけの蓄えがある場合はそもそも保険加入が必要ではありません。

車両保険やペット保険が不要だと言われるのは、そもそも万が一の時の金額が度を超えたほど高額というわけではなく、車に乗る以上やペットを飼う以上は、ある程度備えておくことができる金額の範囲だから、という理由からですね。

車が生活必需品ではない場合

車が日常生活でどの程度必要か?によって車両保険の必要性も変わってきます。

車には週末しか乗らないという場合や、事故しても移動は他の公共交通機関などで代用が効く、という場合は車両保険への加入が必要ではないかもしれません。

(参考:車両保険はいらないと言われる理由とは?判断基準や外すタイミングをわかりやすく解説 _ みんかぶ保険

車両保険に加入しておいた方が良いケース

次に車両保険に加入しておいた方が良いケースについて見ていきましょう。

基本的に「修理費の蓄えがない」という話にはなってしまいますが⋯

新車など車の価値が高い場合

車両保険の保険金額は加入時の車の時価によって決まります。車の価値が高ければその分上限も高くなります。車の価値が高い時は万が一の事故時にも十分な保険金が支払われる可能性があるため、新車購入時などは車両保険に加入する人が多いです。

貯蓄が十分ではない場合

基本的にはこれが一番の理由かもしれません。
結局は金銭の話であり、貯蓄が十分あって車の修理費を貯蓄で賄えるという場合は車両保険は不要です。

しかし、実際には普通車などで大きな事故を起こすと、修理費用が100万円単位になることもあり、それを貯蓄から支払うとなるといろいろな事情から厳しいという人が多いです。

そのため半数ほどの人が車両保険に加入していると考えられます。

ローンが残っている場合

車購入時にローンを利用しており、ローン残高が多く残っている場合は車両保険に加入しておいたほうが良いと言われます。目安としては30%以上残っている場合などと言われたりもします。
理由としては、もし車が全損などして走れなくなった時に、ローンが残っていると乗れない車のためにローンだけ支払わなければならず、かつ新しい車も用意しなければならないといった状態になります。
金銭的ダメージがかなり大きいわけですが、車両保険に加入しておくことで、保険金を元の車のローンの返済に充てることができます。これにより突発的な金銭ダメージを一時的にですが緩和することができます。

日常生活で車が必須の場合

通勤や買い物などで車がどうしても必要だという場合は、車両保険に入っておくと安心かもしれません。
万が一の事故の時に車を修理することができず、車に乗れないとなると、車が必須の人の場合はかなり大きな支障があります。

頻繁に車に乗る・事故リスクが高い場合

日常生活で車が必須の場合と少し似ていますが、頻繁に車に乗る人や、事故リスクが高い場合などは車両保険に加入しておくと安心です。
たとえば、車同士の事故であっても、相手が自動車保険に加入しておらず、かつ支払い能力が無い場合は自分で車を修理しなくてはなりません。この場合、車両保険に加入していて、無過失事故特約などに入っている場合は「ノーカウント事故」として等級を下げずに車両保険が使える場合があります。
現在は10台に1台くらいの車は自動車保険に加入していないとも言われたりもしますので、事故リスクが高いエリアが生活圏の人は車両保険に入っておくと安心かもしれません。

運転歴が浅い(等級が低い)・運転に自信がない

事故率の話ですが、統計的に運転歴が浅い人というのは事故率も高くなります。
初心者の時は一度は車を擦ったりぶつけたという経験がある人も多いのではないでしょうか。

そもそも運転歴が浅い場合は等級が低いため、保険料の割引率が低いもしくはすでに割増になっていることもあるため全体的に費用が高いです。

そのため、事故を起こして等級が下がったとしても、元々の保険料が高いため、等級ダウンの影響が限定的です。

まとめ

いかがでしょうか。保険というのは期待値で考えるとマイナスになることがほとんどではあります。
普段から事故に備えた貯蓄を行い、それでも大きな事故の時の修理費の支払いが難しいと感じる場合は車両保険へ加入が良いかもしれません。

この機会に一度車両保険加入の必要性について考えてみましょう。

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